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初めまして、Ekakiです

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Keisuke Iizuka
Co-Founder & CEO
January 18, 2022に公開
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今回のブログは、私達が外に向けて発信する最初のブログになります。起業してからこれまで3年近く、会議を行う誰もが必要とする「Ekaki」を目指し、朝から晩まで職人のようにひたすらプロダクトを作り続けてきました。そして去年の11月にクローズドβ版の事前登録の受付を開始し、その1ヶ月後にはSkyland Venturesからの資金調達を完了しました。

そして今回、資金調達という大きなマイルストーンを達成したことで、起業から今に至るまでのストーリーを初めて公開することにしました。Ekakiを作るチームとCEOである飯塚啓介(私)の紹介になればと思います!

自由なオーストラリア時代

私は、父親の仕事の関係でオーストラリアのシドニーに合計約8年間住んでいました。オーストラリア時代は、趣味のスポーツから学校の選択科目まで興味のあることには飽きるまで没頭するタイプでした。ボールのようにコロコロと興味が変わるということで、Bally(ボールみたいな子)というニックネームを付けられていた時期もあります笑

大学在学時に起業

大学2年の時に旅行したタイで撮った写真

大学2年の時に旅行したタイで撮った写真

大学は、早稲田大学国際教養学部に進学。入学当初は、唯一の心の拠り所であった彼女とも別れ、大学のサークルにも加入しておらず、平日も休日も常に一人。退屈を紛らわすために一人で国内外を頻繁に旅行していました。しかし、何をしても孤独感が増すだけで、自分の人生に価値を見い出せなかったのを覚えています。

大学の授業期間は、家の近くのカフェで朝から晩まで本を読んでいました。特に好きなジャンルは、有名な起業家からコンピューターサイエンティストまで、様々な分野の偉人の伝記です。

人間が一生をかけても辿り着けるか分からない目標のために、自分の人生を捧げる

そんな彼ら/彼女らのストーリーを純粋に楽しむと同時に、ある時、そのような生き方に嫉妬している自分が居ることに気づきました。「これが自分がずっと求めてきた生き方だったのか!」と、生きる意味を見つけたような感覚がありました。そして「日本一の時価総額の会社を作る」という目標を立て、大学2年の時に起業しました。

大学在学中に起業することは、就活という逃げ道を断ち、事業とは関係のない楽しい事を全て捨てるキッカケを作ってくれました。「起業する前に事業を作れ」みたいなことは頻繁に聞きますが、私のように繊細なくらい環境に影響を受けやすい方は、誘惑や環境の変化に流されないために、先に起業するのもアリかもしれません。それからは趣味の読書やスポーツに加え、自分の身だしなみとも完全に縁を切りました笑

スキルも経験もゼロからスタート

ニューヨーク大学に留学していた時の寮の写真

ニューヨーク大学に留学していた時の寮の写真

起業したは良いものの、当時は何のスキルもなく、事業アイデアをプロダクトに落とし込めるようなエンジニアやデザイナーの友達も周りに居ません。「だったら自分で勉強した方が早い」ということで、大学2年の秋からコンピューターサイエンスの参考書を読み漁りながら、プログラミングを独学し始めました。この時期にはニューヨーク大学に留学しており、寮の近くにある図書館に毎日通いながら参考書を1日2冊のペースで読んでいたのを覚えています。勉強熱心というよりかは、他にやることが無かったというのが本音です笑

Ekakiの由来

ロゴのアイコンは絵の具のパレットをイメージしています

ロゴのアイコンは絵の具のパレットをイメージしています

当時はスキルと同じように事業アイデアも無かったので、市場レポートや深層学習系の論文も読み漁りながら、自分で定めた事業選びの基準を満たす事業も探していました。

  1. 市場. 巨大な市場で高いシェアを継続的に獲得できるか
  2. ニーズ. 絶望的な問題が存在し巨大なニーズが生じているか
  3. ソリューション. 既存の解決策よりも何十倍も優れた解決策か
  4. モチベーション. 私自身がその事業に何十年も関わりたいと思えるか

まずは音声の領域に絞ることから初め、LinkedInで知り合った方にヒアリングをし、小さなピボットを繰り返していくことで、最終的に現在のウェブ会議のドメインに辿り着きました。

偉大な芸術作品は、人間の寿命よりも遥かに長い。プロダクトも一つの芸術作品であり、私達は絵描きとして、そのような歴史に残り続ける作品を創り上げたい。

このような想いが「Ekaki」という名前に込められています。

採用の失敗の連続

そしてEkakiの事業が定まると同時に、プロダクトスキルのある共同創業者を探すことにしました。なぜ共同創業者が必要なのかは、このスライドが非常に参考になります。

結論としては、エンジニアとして非常に優秀な方をSNS上で見つけることはできましたが、3ヶ月も経たずに辞めてしまいました。そして、この失敗を2回連続で続けてしまいました。失敗の原因は2つありました。

  1. モチベーションの相違. プロダクトドリブンな事業において、共同創業者のプロダクト作りへのモチベーションが低い場合は、高い確率で修復不可能な問題が発生すること
  2. 弱い信頼関係. 自分と個人的に繋がりのない人を共同創業者に迎えるに至って、コロナの状況下で対面で会える機会も少ない中、信頼関係を構築するのは現実的に難しいこと

この時期は、チームは一人/コネクションはゼロ/売上はゼロ/銀行口座には10万円/プロダクトはプロトタイプ、というあらゆる面で課題が山積みの状況でした。到底一人で解決できるような問題ではないけれど、そもそも頼れるような共同創業者はいない。寝ても覚めても「この先どうすれば良いのか。。。」と悩んでいました。精神的に一番辛い時期でした。

共同創業者との出会い

採用の失敗から得た学びを元に、今度は、

  1. 将来的に誰よりもEkakiにフィットするか
  2. 個人的な繋がりがあり、お互いに信頼できるか

という2つの条件だけで共同創業者を探すことにしました。参画する時点でプロダクトスキルがあるかどうかは、完全に無視です。

そこで真っ先に思い浮かんだのが、大学時代に1学年下だった前澤です。私が大学2年の時に友人からHult Prizeという社会起業家向けのビジコンに招待され、そのチームの代表をやっていたのが前澤でした。早稲田大学近くのカフェで数年ぶりに会った時は、私自身冗談も言えないくらい感情を喪失していましたが、素直に興味を持ってくれて本当に嬉しかったです笑

前澤を一言で例えるならば、クリエイティビティーの神様です笑 神様は、息を吸うように新しいアイデアを発想したり、アイデアをデザインに落とし込むことができます笑 私と同じように幼少期を英語圏(イギリス)で過ごした経験もあるからか、お互いに大切にしている価値観が一致しているのも、信頼・尊敬し合える理由でもあります。

声を掛けた当初は起業時の私のように何のスキルもありませんでしたが、今では前澤がデザインとPRを兼任し、私がコアなエンジニアリングやその他の経営に関することを担当しています。改めて振り返ると、私が起業してから今に至るまでに取った選択の中で、前澤に声を掛けたことが最高の選択でした。最近はチームとしての地盤も固まり、前へ進むスピードが加速しているのが実感でき、今後が楽しみで仕方ありません!

準備せずに挑んだ資金調達

次に解決すべき課題は、資金調達です。実は前澤が参画する頃に、とあるVCのキャピタリストの方と投資委員会に向けて準備していた時期がありました。しかし、当時は何となく資金調達を進めていたこともあり、「このまま進めるのは事業のためになるのか」と色々悩んだ結果、自分勝手ながら投資委員会をキャンセルさせて頂きました。

Skyland Venturesからの資金調達

木下さんと3年ぶりに対面した時の写真

木下さんと3年ぶりに対面した時の写真

前回のような失敗を経験したことから、今回は事業計画の解像度を上げることから始め、どのような投資家がEkakiに必要なのかを言語化した後に投資家を探し始めました。

Skyland Venturesの木下さんと3年前にお会いしたことはありましたが、今回改めて「一番に投資して欲しい!」と思ったキッカケは、「スタートアップ投資TV」のSkyland Venturesの回を見たことです。そこでは木下さんがプロダクト投資に対する考え方を話されていて、プロダクトを作っている起業家としてあらゆる面で共感できました。プロダクトで勝負をしているチームには、是非一度見て欲しいです!

木下さんは、C向けサービスの拡散方法からPLG(Product-Led Growth)を目指すSaaS企業の組織設計まで、私達が今までお会いした誰よりも広く深く、プロダクトが中核にあるビジネスを理解されています。まだ投資から1ヶ月も経っていませんが、木下さんのような投資家が隣にいてくださることで、長期的なプロダクト作りの観点から今のEkakiに何が必要かを見極められるようになりました。改めて、最高の選択でした!

音声メモツール「Ekaki」とは?

Ekaki」は、会議中は素早く快適にメモし、会議後は録音を聞き返しながら簡単に議事録を作成できる音声メモツールです。メモに夢中で会議の重要な場面を逃してしまう問題も、誰がどの時点で何を話していたのかわからない問題も解決します!現在、クローズドβ版の事前登録受付中なので、是非こちらより登録お願いします!

これからのEkaki

これまで誰も解決できなかった問題を新しい方法で解決している以上、EkakiのPMF(Product Market Fit)には時間がかかると思います。一人一人のユーザーと向き合いながら、職人のようにコツコツ開発していくことは今まで通り何も変わりません。

このような職人魂を持ったエンジニアの方を募集しています!興味がありましたら、気軽にMeetyで話しましょう